はじめに
「栄養」と聞くと、たんぱく質・脂質・炭水化物の“3大栄養素”を思い浮かべる方が多いですが、
実はそれらをうまく使うために欠かせない存在が「ビタミン」です。
ビタミンは体内でほとんど作ることができず、食事から摂取する必要があります。
少量でも健康維持に大きく関わり、**「代謝の潤滑油」**とも呼ばれています。
ビタミンとは?
ビタミンは、体内のエネルギー代謝・免疫機能・ホルモンバランスなどをサポートする微量栄養素です。
大きく分けて以下の2種類があります👇
| 種類 | 特徴 | 主なビタミン | 摂りすぎによるリスク |
|---|---|---|---|
| 脂溶性ビタミン | 油に溶けやすく、体内に蓄積されやすい | A・D・E・K | 過剰摂取に注意 |
| 水溶性ビタミン | 水に溶けやすく、尿とともに排出される | B群・C | 不足しやすい |
各ビタミンの主な働き
【ビタミンA】
目の健康を保つ(夜盲症予防)
皮膚や粘膜を強くする
免疫力の維持
多く含む食品:レバー・卵黄・ニンジン・ほうれん草
【ビタミンB群】(B1・B2・B6・B12・ナイアシンなど)
炭水化物や脂質・たんぱく質の代謝を助ける
疲労回復やエネルギー産生に関与
神経機能をサポート
多く含む食品:豚肉・卵・納豆・玄米・バナナ
トレーニングを頑張る人には特に欠かせない栄養素です🔥
【ビタミンC】
コラーゲン生成を助け、美肌効果
抗酸化作用で老化予防
ストレス耐性を高める
鉄の吸収を助ける
多く含む食品:ブロッコリー・キウイ・パプリカ・イチゴ
運動後の体の酸化ダメージを防ぐ役割もあります💪
【ビタミンD】
カルシウムの吸収を促進し、骨を強くする
免疫機能をサポート
多く含む食品:鮭・サンマ・卵・きのこ類
+太陽光で皮膚からも生成されるため、軽い日光浴も大切☀️
【ビタミンE】
強力な抗酸化作用で血流を改善
冷え性や肩こり予防に効果的
細胞の老化を防ぐ
多く含む食品:アーモンド・アボカド・かぼちゃ・オリーブオイル
【ビタミンK】
血液を固める作用
骨の健康を維持
多く含む食品:納豆・ブロッコリー・ほうれん草
トレーニングとビタミンの関係
トレーニングを行う人は、一般の人よりも多くのビタミンを消費します。
特に、筋肉の修復・エネルギー代謝・疲労回復にはビタミンB群・C・Eが不可欠です。
ビタミンB群:糖質・脂質を効率的にエネルギーへ変換
ビタミンC・E:運動で生じる酸化ストレスを中和し、疲労軽減
ビタミンD:筋力向上・免疫維持
つまり「トレーニング×ビタミン補給」は、理想の体づくりを支える最強タッグです。
効果的な摂取のコツ
多彩な食材を少しずつ:
偏らず、色の濃い野菜・果物・タンパク質食品をバランスよく。水溶性ビタミンはこまめに摂る:
B群・Cは体外に排出されるため、朝・昼・夜に分けて摂るのが効果的。加熱しすぎない:
ビタミンCやB群は熱に弱いため、生や蒸し料理がおすすめ。サプリメントも活用OK:
食事で不足する分を補う形で使うのが理想です。
まとめ
ビタミンは「体の調子を整えるためのスイッチ」。
どんなに栄養を摂っても、ビタミンが不足していると代謝がうまく働かず、疲労・肌荒れ・太りやすさにつながります。
毎日の食事から“カラフルな栄養”を意識して取り入れ、
健康的でエネルギッシュな体をつくりましょう🌈
小さなビタミンが、あなたの「大きな変化」を支えています。


